僕は事務所と自宅の2拠点で仕事をしている。
職業柄、稀に出先でデスクトップパソコンを作業したい時もある。
基本的にはリモートデスクトップのアプリで作業するのだが、電源を落としていたり、スリープになっている時は繋げる事ができない。
WOL(Wake On Lan)という外出先からパソコンの電源を遠隔操作する方法もあるのだが、ルーターやセキュリティや各種設定などハードルは高い。
そこで今回紹介するのが、”物理的に”パソコンの電源を入れる事が出来るガジェットだ。
SwitchBotは物理的に電源を操作可能
Wonderlabs社が提供する『SwitchBot』
親指くらいの直径であるこのガジェットは、「ボタンを押す」事に長けたIOT製品だ。
スマホや音声認識で動作し、任意のボタンを押す事ができる。
本体に内蔵された爪が出てきて、ボタンを押す仕組み。
多くの使い方としては、部屋の照明スイッチや給湯ボタン、コーヒーサーバーなど、ボタンの付いているものであれば多くがSwitchBotにより擬似IOT化が可能となる。
僕の場合はパソコンの電源スイッチに取付け、いつでもどこでもパソコンの電源を入れる事が出来るようにしている。
電源ボタンにシールを貼っているのは、ボタンが出っ張っておらず、SwitchBotの挙動範囲を超えていたので、カサ増ししている。
このようにボタンがフラットである場合、カサ増しシールを貼ることによってきちんと動作する。
本体背面には付属の3Mのシールを貼る事ができ、体感ではめちゃくちゃしっかりと粘着している。
撮影の為に一度剥がしたのだが、本体が壊れるんじゃないかと思うほど粘着力がある。さすが3M。
本体はBluetoothで動作する。
そのため、スマホのBluetooth有効範囲内でしか動作しない。
しかし、別売りのハブを用いる事により、外出先からも操作出来るようになる。
ハブがゲートとなり、そこから登録したSwitchBotに信号が送られる。
ハブにはWi-Fiが内蔵されていて、電源はUSB。壁掛けも出来て見通しの良い所にかけると接続正も向上する。
我が家ではシューズボックス内に置いてあるのだが、それでも隣室のSwitchBot本体と通信出来ている。
ハブだが、「ハブプラス」という製品もあるが、このような用途の場合 ミニで十分だ。
ハブプラスの場合、スケジュール機能や赤外線による家電の制御、長距離通信が可能となる。
俗に言う『スマートホーム』というものであるが、仕事でも十分に役立つのがこういったIOT機器。
少し余談となるが、SwitchBotには「温湿度計」も存在する。
もちろんこれもアプリで温度と湿度をチェックする事ができ、部屋の状況を知る事が出来る。
裏はマグネットがついているので、冷蔵庫に貼る事も可能だ。
遠隔で操作するのはGoogle リモートデスクトップで
アプリではワンタップでSwitchBotを動作させる事ができる。
あとは遠隔でPCを操作するには、僕のオススメはGoogleリモートデスクトップ。
PCにChromeがインストールされていればOK。
無料で使う事ができ、操作性も申し分ない。
PC同士はもちろん、スマホでもアプリが存在するので、スマホでPCを動かす事も可能だ。
おわりに
最近はコロナウィルスの影響もあり、リモートワークやテレワークが特に叫ばれている。
そもそもセキュリティをしっかりしている企業なら難しい話ではあるのだが、フリーランスや自営業の人にはいい手法であると言える。
外出先で家やオフィスのパソコンを操作したい時は結構あり、いちいち戻る必要がなく 気付けばその場で処理する事も可能となる。
WOLやVPNのように高額な初期費用や設定の煩わしさ 難しさがなく、手軽に構築出来るのもメリットだ。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。